[マインクラフト]状況別にみるオススメPC!modを入れる場合やサーバを立てるかどうかで選ぼう!
マインクラフトは今や超人気ゲームとなっており、PCだけでなくPS4やSwitch、スマホでも利用が可能です。
ただストレスなく遊ぶにはやっぱりパソコンが向いており、特にmodを入れたりサーバを立てたりするとそれなりのスペックの物が求められます。
筆者は以前ノートでサーバを立てたことがあるのですが、負担をかけすぎて夭折(早くに亡くなる事)しました。
そうならないためにも、状況に合わせたPCの選び方を紹介していこうと思います!
マインクラフトで遊ぶにはどれくらいのスペックが必要?
最初に、マインクラフトで遊ぶならどれくらいのスペックが必要かを見ていきましょう。
ヴァニラなら最悪ノートでも
ヴァニラで遊ぶ場合の必要スペックについて、公式サイトに載っているものは以下の通りです。
スペック | 必須 | 推奨 |
CPU | Intel Core i3 3210 | Intel Core i5 4690 |
AMD A8-7600 | AMD A10-7800 | |
メモリ | 4GB | 8GB |
グラフィックメモリ | GeForce 400 | GeForce 700 |
Radeon HD 7000 | Radeon RX 200 | |
空き容量 | 1 GBの空き容量 | 4 GBの空き容量 |
OS | Windows 7 | Windows 10 |
CPUはcorei3なら安価で入手可能で、i5も結構手が出しやすいレベルには落ち着いてきているので決して高スペックが求められているわけではありません。
Windowsも10が主流の中7でも動くので優しいですね。
数万円台のノートPCでもこのスペックを満たしているものは多いと言えます。
modを入れるならそこそこ
マイクラでは様々な要素を追加するmodがありますが、このmodを導入する場合にはそこそこスペックが必要になってきます。
特に影modと呼ばれる描写を思いきり変える系のmodの場合、一気に必要なスペックが上昇し、グラフィックメモリを良いものに変える必要があります。
スペックが足りないとカクカクで動きづらく快適にプレイできなかったり、最悪途中で落ちてしまうこともあります。
因みに、Ver1.7.10とver1.12.1のオススメmodは以下で紹介しているので、気になる方はついでに見て行ってください♪
サーバを立てるならメモリ・ストレージを多く積みたい
次に、自分でサーバを立てて多くのユーザを呼び込みたい場合はグラフィックメモリよりもメモリ・ストレージを重要視する必要があります。
こちらもmod数によっても変わりますが、何人規模でプレイするのかと言った点でも大きく変わってきます。
PCのスペックについて
上記でやりたいこと毎に重視すべきスペックを紹介しましたが、それぞれのスペックをさらに詳しく見ていきましょう。
特に注目すべきはCPU、メモリ、グラフィックメモリ、ストレージの4つで、それ以外は後からどうにでもなるので初心者の方は気にしなくて問題ありません。
いずれについても、応用情報技術者を持つ筆者が、極力わかりやすく掘り下げて解説していこうと思います。
CPU
CPUはコンピュータの脳に該当する部分でゲームの処理をはじめあらゆる演算を行ってくれるパーツになります。
当然性能が良い方がよく、CPUによってゲームの動作に直接影響を与えると思っていただいて問題ないです。
また、コアと呼ばれるものが備えられており、この数が多いほど多くのソフトを起動できます。コア数が多ければ、マイクラをしながらDiscordで会話をしたりサイトを開いたりといった事をしてもコンピュータが止まりにくくなります。
CPUは比較的高い部位になりますが、後述するメモリやグラフィックメモリに比べて増設が出来るものではなく、完全に取り換えになってしまうため、極力最初の段階で高スペックの物を選んでおくことをお勧めします。
CPUには大きく分けて2種類、intelとAMDがありますが、筆者はintel派なのでintelをメインに基準を紹介させて頂こうと思います。
CPU | ヴァニラ | mod | マルチタスク |
Core i9 | ◎ | ◎ | ◎ |
Core i7 | ◎ | ◎ | ○ |
Core i5 | ◎ | ○ | △ |
Core i3 | ◎ | △ | △ |
Pentium | ○ | × | × |
Celeron | △ | × | × |
段階は6つ、Celeron、Pentium、Core i3~9まで分けられますが、通常のヴァニラでプレイしたい場合は下位モデルのCeleronやPentiumでもあまり問題ないと思います。
しかしmodを入れたいとなってくるとCore i3以上が必要で、さらにゲームをしながら動画編集したり通話したりと言ったマルチタスクを望む場合はCore i7以上を用意することをオススメします。
メモリ
次にメモリです。メモリは良くコンピュータが作業をするための机の広さと言われますね。
このメモリが大きければ多いほどより規模の大きな処理をさせることが出来ます。
modの中には村人をNPC化させ、それぞれの動作をさせたりmobやフィールドを増やすものも多く含まれており、modを多く入れる場合、メモリも多く使うようになります。
また、サーバを立てる場合もそれぞれのユーザの動作を1台のコンピュータ(サーバ)上で管理するため、必然的に多くのメモリが必要となってきます。
メモリが足りなくてもCPU同様動作がカックカクになってしまったり、鯖落ちすることもあるので多く確保しておきたいですね。
メモリ | 利用目的 |
32GB | マルチ+mod(定員20人ほど) |
16GB | マルチ+mod(定員5~6人) |
8GB | シングル+mod or マルチ+バニラ |
4GB | シングル+バニラ |
※上記はあくまで一例です。mod数が多い場合もう少し高スペックにする必要があるかもしれません。
ただメモリはCPUと異なり、マザーボード上にスロットが余っていれば増設が容易と言った点が挙げられます。
ご自身のマザーボードのスロットを確認したうえで、増設できそうなら最初控えめにしておいて後から買い足すのでも良いですね。
グラフィックメモリ
グラフィックメモリ(グラボ)はパソコンが絵を描くためのキャンバスだと思ってください。
絵を描くためには通常のメモリとは別にグラフィックメモリと呼ばれるメモリを用いており、この性能が高ければ高いほどスムーズに描画されます。
特に先ほどから名前が出ている影modでは、描写を完全に別物に変え、水面など全然違った見た目に代わります。この状況でプレイするにはグラフィックメモリも必須なので年頭に入れておきましょう。
グラフィックメモリは種類が多いのですが、メジャーな物をいくつか価格帯とともにピックアップしてみます。
グラフィックメモリ | メモリ容量 | 価格 | ヴァニラ | 影mod |
RTX2080Ti | 11GB | 130,000円 | ◎ | ◎ |
RTX2080SUPER | 8GB | 80,000円 | ◎ | ◎ |
RTX2070SUPER | 8GB | 60,000円 | ◎ | ◎ |
RTX2070 | 8GB | 50,000円 | ◎ | ○ |
RTX2060SUPER | 8GB | 40,000円 | ◎ | ○ |
RTX2060 | 6GB | 30,000円 | ◎ | ○ |
GTX1660Ti | 6GB | 29,000円 | ◎ | ○ |
GTX1660SUPER | 6GB | 25,000円 | ◎ | ○ |
GTX1660 | 6GB | 24,000円 | ◎ | △ |
GTX1060 6GB | 6GB | 16,900円 | ◎ | △ |
GTX1060 3GB | 3GB | 13,900円 | ◎ | △ |
GTX1650 | 4GB | 15,000円 | ◎ | △ |
GTX1050Ti | 4GB | 9,800円 | ○ | △ |
GTX1050 | 2GB | 8,300円 | ○ | × |
GT1030 | 2GB | 3,000円 | ○ | × |
GT730 | 1GB | 1,000円 | △ | × |
ストレージ
ストレージはデータを保存しておく場所の事で、机の引き出しのサイズの様に思っていただければ良いかなと思います。
この引出も大きければ大きいほど良いのですが、さらにストレージには2種類あり、片方がHDD(ハードディスク)、もう片方がSSD(ソリッドステートドライブ)と呼ばれます。
それぞれの特徴として、まずHDDは容量が大きい割に価格がお手頃なので財布に優しいと言った点があります。一方でデータを読み込むときにヘッダと呼ばれる読み取り部分を動かす必要があり、物理的な面で時間がかかるため多少時間がかかると言ったデメリットを持っています。
何かしらの情報を読み取る度に多少遅延が発生するため人によってはストレスを感じることもあり、特にmobや建物を多く読み込まないといけないときはフリーズレベルで停止してしまいます。
一方でSSDは速度が速くストレスがほぼ無い状況でゲームを楽しむことが出来ます。しかしデメリットとしては容量は少なめで価格が高く、さらには読み書きを高速で行う事により記憶しているセルと呼ばれる空間がすり減っていくので寿命がある事(HDDにも故障はありますが、SSDの方が短い)です。
コスパの面ではあまり高いとは言えませんが、それでも購入するに値するストレージです。
肝心な容量ですが、一人でプレイするなら大体500GB、サーバを立てるなら1TB(mod入れるならそれ以上)を目安として選ぶと良いかなと思います。
マインクラフトをストレスなく遊べるPC5選
では改めて、状況ごとに合ったPCを5つほど紹介していきます。
バニラでシングルプレイ!10万以内に収まるGALLERIA DC
CPU | Core i3 |
メモリ | 8GB |
グラフィックメモリ | GTX 1650 |
ストレージ | SSD 250GB |
OS | Windows10 |
価格(税抜) | 69,980円 |
10万円以内(5桁)で購入できるパソコンの場合、GALLERIA DCをオススメします。
こちらはCPUはCore i3、グラボはGTX1650とそこそこのスペックで、税抜き7万円弱のため、比較的手が出しやすいのではないでしょうか。
Core i3も4コア搭載したマルチコアなので、ゲームをしながら通話をしたり、動画を見ることも可能で、多少のmodなら入れても問題なく動きます。
影modを入れて高画質で遊びたい!そんな時はGALLERIA XT
CPU | Core i7-9700F |
メモリ | 16GB |
グラフィックメモリ | GTX 1660 |
ストレージ | SSD 512GB/HDD 2TB |
OS | Windows10 |
価格(税抜) | 129,980円 |
GALLERIA XTはCPUにCore i7を積んでおり、さらにはグラボはGTX 1660、メモリも16GBと申し分ないスペックで価格も税抜き13万弱と中々にコストパフォーマンスが良いPCです。
内容としては重い大規模mod(工業や魔術など)を入れた絵で影modを入れてもへっちゃらで、さらには4人程度なら自身でサーバを立てても十分遊べるスペックを誇っています。
そのコスパの良さからもドスパラの中で取り扱われているゲーミングPCで売り上げNo.2を誇るほどです。
実機レビューはこちら!
modをたくさん入れたうえで大人数で遊びたい場合!GALLERIA XF
CPU | Core i7-9700K |
メモリ | 16GB |
グラフィックメモリ | RTX 2070 |
ストレージ | SSD 512GB/HDD 2TB |
OS | Windows10 |
価格(税抜) | 169,980円 |
影modも入れて重いmodを入れたうえで大人数でわいわい遊びたい、サーバを立てたいといった贅沢な悩みを持つ方にはGALLERIA XFをオススメします。
こちらも同じドスパラから発売されたものになりますが、メモリがRTX 2070とヴァージョンアップしており、最高レベルの描画性能を誇っています。
先ほどのGALLERIA XTが売上No.2だったのに対して、こちらはドスパラ内で堂々の売り上げNo.1です。
実機レビューもあるので、さらに詳しく見たい方は以下のページもどうぞ!
ノートパソコンでもそこそこできる!NX750/850
CPU | Core i7 8550U |
メモリ | 16GB |
グラフィックメモリ | – |
ストレージ | SSHD 1TB |
OS | Windows10 |
価格(税抜) | 159,200円 |
ここまではデスクトップPCをメインに紹介させて頂きましたが、ノートパソコンでもmodを入れてマインクラフトを楽しむことは十分に可能です。
ノートPCで最初に紹介するのは筆者が愛用しているNX750/850シリーズといった物で、NEC発売の物になりますが、音質、画像ともによく、サーバを立てながらmodをいくつか入れてもスムーズに動く性能を持っています。
ノートPCはデスクトップPCと比較すると同じ価格ではどうしても性能的に負けてしまいますが、場所を取らない、持ち運べると言った大きな利点があるので、ノートが欲しいという方はこちらを考慮しても良いと思います。
ゲーミング特化のノートPC!Razer Blade 15
CPU | Core i7-9750H |
メモリ | 16GB |
グラフィックメモリ | GTX 1660 Ti |
ストレージ | SSD 256GB/HDD 1TB |
OS | windows 10 |
価格(税抜) | 198,892円 |
ハードゲーマーならまず知らない人はいないであろうRazer社。
デバイスを多く取り扱っている企業ですが、こちらの会社からもゲーミングノートPCがいくつか販売されており、その中でもおすすめなのがRazer Blade 15になります。
GTX 1660 Tiを積んでおり、影modを入れてもスムーズな動きを実現可能でメモリ、CPUの観点から見てもサーバを立てたり複数人で遊ぶにも十二分なスペックになります。
やっぱり高機能+ブランドと言うだけあって非常にお高いですが、それを補う分の価値はあるのではないかと思います。
パソコンを購入するときの注意点
改めて、パソコンを購入する際の注意点を見ていきましょう。
自作はあり?なし?
PCは箱とパーツを自分で揃えることも可能で、自作できるならさらに丁度良いスペックを求めることも可能です。
しかし初心者の段階でいきなりパーツを揃えて組み立てて・・・となってくると物理的に箱に入りきらなかった、ピンが合わなかった等落とし穴もあり意外と難易度が高いです。
自作を考えている方でまだ初心者の場合はまず、上記で紹介したデスクトップPCを購入し、メモリやグラフィックボードを増設する。と言ったちょっとした改良から入っていくことをお勧めします。
中古PCはコスパが良い?
良くメルカリやリサイクルショップで中古のPCが安く売られていることがあり、こちらの方がコスパが良いと感じる方も多いかなと思います。
しかし、中古PCの場合保証が切れていたりどこかしら欠陥があったりしてうまく動作しない、寿命が短いと言った難点があります。
また、古いPCだった場合は既にパーツが生産終了していて修理できないと言ったことも十分に起こりえます。
最終的に安く買ったもののゲームをまともにプレイできず買い替えて当初より出費がかさんでしまった・・・なんてことも考えられるので中古は選ばないようにしましょう。
他のゲームもしたいんだけど・・・
マインクラフトはヴァニラであれば比較的軽くそこまでスペックを求められません。
従ってどのレベルのゲームをするかによって別のさらにスペックが高いPCを選んだほうが良い可能性も十二分にあります。
特にそれぞれのパーツをケチって中途半端な物、ギリギリな物にしてしまうと、購入後にうまく動作せず思うようにゲームが遊べません。
中にはアップデートにより、求められるスペックが上昇する事もあります。
その時に一々買い替えないといけないとなると財布に大きなダメージになってしまうので、出来ることならケチらないようにしましょう。
初期不良があった・・・
PCは精密機器の為、配送途中の事故だったり環境(湿度が高い、暑かった等)だと意外とあっさり故障してしまうこともあります。
筆者も購入したノートPCが2ヵ月でブルースクリーンになってしまった事があったり、友人に作ったPCが1ヵ月で電源が逝ってしまったこともあります。
こういった場合、大抵のメーカーでは1~2年保証してもらえるので無料で交換してもらえますが、一応購入前に確認し、保証書やレシート等重要な書類は取って置くようにしましょう。
合わせて揃えたいモノ
せっかくPCを購入するなら、以下の物は少なくても揃えておきたいと思います。
特にマイクラの場合、modを入れて対人戦をしたり冒険をしたりする場合、周辺機器によってスムーズな動作を実現できるかどうか変わってきます、
マウス
ゲーミングマウスはいくつか存在しますが、その中でもマイクラに向いたマウスは限られてきます。
用途別や機能別に紹介したページを別に用意してあり、マウスの選び方やどういった点に注目すべきかもまとめてあるので、併せてご一読いただければと思います。
キーボード
キーボードもゲーミング特化の物の中で、特にマイクラ向け!と言うものがいくつかあります。
こちらも合わせて紹介しており、一通り筆者が触ったものに限定しているので一次情報を提供できるかなと思います。
マインクラフトにおすすめのPCまとめ
今回はマイクラにオススメのPCを用途別に紹介させていただきました。
PCは非常に高い買い物なので間違えると後悔する可能性も考えられます。そうならないように、自分がどの程度のスペックを必要としているかをしっかりと吟味したうえで選ぶようにしましょう!
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