グラボを交換したのに重い時の対処法
こんにちは、TSです。
ゲームをプレイする際に現行のグラボではスペックが足りず、新しいものに交換したにもかかわらず一向に症状が回復せずむしろFPSが落ちてしまった、重くなったという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
筆者も以前マインクラフトをプレイしたくてRADEON R9 290からGTX 980Tiに変えたことがあるのですが、寧ろ重くなってしまいストレスマッハになった経験をしたことがあります。
結果的にはドライバがインストールできていなかったことが大きな原因だったのですが、今振り返ると他にも見直す点がいくつかあるため、同じような悩みを抱えている方はぜひこの記事を参照に解決していただきたく思います。
グラボが重い時
グラボが重いパターンはいくつかありますが、その中でもよくある原因を並べていきます。
消費電力が足りない
グラフィックボードは性能を上げれば上げるほど電力を消費します。
そのため、交換前で電力ユニットから供給される電気量がギリギリだった場合は交換後に電力不足が起こってしまい十分に性能を発揮できないパターンが出てきます。
自分が使う予定のグラボ名+消費電力 などで検索をかけると公式サイトで必要な電力数などが記載されたページが出てくるはずなので、購入前に調べ、必要があれば電源ユニットも買い替えるようにしましょう。
熱がこもっている
PC内部の熱が籠りすぎると急激にパフォーマンスが低下し、各パーツの寿命も著しく低下させてしまいます。
PC内部の温度を測るソフトを紹介しているサイトがあるので、一度確認してみましょう。
熱が籠る大きな原因としてはファンの能力不足、埃が溜まっているなどが挙げられます。
埃はショートや火事にもつながるので放置しないように気を付けましょう。
スペックが足りない
かなり古いグラボからメルカリなどで買ったそこそこ古いグラボに変えた場合などで最近のゲームをプレイしようとした場合、買い替えた後のスペックでも要求されるレベルに到達しない可能性は考えられます。
各ゲームの公式サイトなどに必要スペックが書かれているのでこちらも購入前にしっかりと確認しましょう。
マザボとの相性が悪い
まれにあるそうなのですが、マザーボードとグラフィックボード間で相性が悪いとグラボの性能が引き出せなかったり、そもそも映らないといったことも起こりうるそうです。
物理的な相性としては、マザーボードにはPCI-Expressと呼ばれる端子があるのですが、これにはx1、x4、x8、x16等のピン数があり、物理的に合わないと当然入りません。
ただこれは重い以前の話なのでここでは割愛し、ピン数や規格があってもうまく起動しないときがあります。
主にマザボが2000年代初期、グラボが2019年等、かなり発売時期に解離性がある時などに発生するようなので、あまりにもどちらかのパーツが古い時は揃えて買い替えるようにした方が無難です。
ドライバがうまくインストール・アンインストールできていない
グラボを交換するときは古いグラボのドライバをアンインストールし、新しく導入予定のグラボのドライバをインストールする必要があります。
昨今のグラボは入れ替えた際自動で切り替わるようになっているようですが、少し古かったり不具合が起こり前のグラボのドライバが残ってしまうとそのドライバが悪さをして処理を低下させてしまう恐れがあります。
[コントロールパネル]の[プログラム]→[プログラムのアンインストール]から以前使用していたグラボを検索し残っているようならアンインストールしましょう。
これだけでも劇的にスコアが改善することがあります。
グラボ以外のソフトの問題
ドライバはしっかり入っており画面もしっかり動いているのに重い、というときはOSの設定やゲームの設定が適正ではない、必要なソフトが入っていないなどの可能性も考慮できます。
例えばwindowsOSが64bitなのに32bit版のソフトを入れていたり、ゲームに必要なメモリを十分に割り当てていなかったりするとグラボの性能がどんなに良くてもそちらの方でボトルネックが発生してしまい結果全体のパフォーマンスが低下してしまうこともあり得ます。
快適な環境でゲームをするために
ゲームを快適にプレイするために気を付けておくと良いポイントをまとめていきます。
日々のメンテナンスは欠かさない
パソコンのメンテナンスは忘れがちですが、3年4年と使い続けていくとパーツが故障したり埃が溜まったりし、パフォーマンスが低下していくことがあります2~3ヵ月に1度ペースで良いので、グラボやCPU、排気用のファンがしっかりと回っているかを確認し、ファンや基盤に埃が溜まっていないかも見るようにしましょう。
埃が溜まっている場合はエアダスターでの掃除がおすすめです。
ゲームの要求スペックを確認
プレイしたいゲームがすでに決まっている場合は、そのゲームの公式サイトに必要なスペックが記載されている場合がほとんどです。
※画像はPUBGの物
買い替えようとしているグラボが必要ゲームのスペックを上回っているかどうかは事前に確認するようにしましょう。
グラボについて事前調査を
グラボ自体のスペック調査も忘れてはいけません。
特に消費電力は必見項目で、これが足りないとそもそも電力不足で画面が映らないことすらあります。
※画像はGTX 980 Tiの物
こちらのデータも各メーカーのサイトを見ればわかるので、特にバスタイプによる物理的相性が大丈夫か、電力が足りているか、接続時に必要な補助電源のピン数が足りているかは必見項目です。
まとめ
今回はグラフィックボードを変えたばかりでも重いと感じた時にするべき確認事項や対処法についてまとめさせていただきました。
せっかく高スペックなものに交換したのに動かない・・・とあきらめるのではなく、あらゆる可能性を考慮してできることをやって対処していきましょう!
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